蕎麦地蔵尊(中興祖源珍僧都)

 礼拝するときには「おん かーかー かび さんまえい そわか」とお唱えします。

 左手に宝珠(ほうしゅ)を、右手に錫杖(しゃくじょう)を持っているお姿は、よくあるお地蔵さまと同じですが、足下の蒸籠(せいろ)に盛られた蕎麦が独特のものです。

 当山中興祖源珍僧都が蕎麦地蔵尊として仏格化されたもので、かつては多くの蕎麦店の信仰を集めました。現在でもお詣りに来寺するお蕎麦屋さんが後を絶ちません。